鍬山神社の紅葉
鍬山神社(くわやまじんじゃ)
があります。
というわけで参拝に行きました(^^)/
祭神は、
大己貴命(大国主命)と誉田神
伝説によると、
神代の昔、丹波の国は泥沼の水の底に沈み、里人の生活は厳しいものでした。
そこで大己貴命(大国主命)、大山咋神以下八柱が黒柄山(亀岡と高槻の境にある山)に集まり、
「丹色(朱色)の湖」を見下ろしながら、広い豊かな土地をつくることを神々は相談しました。
樫船に乗り、鍬や持籠(モッコ)を持ち、
(この近くに樫船神社があります)
保津請田あたりを切り拓き、また、岩や大木を烈火のごとく焼きました。
すると、溜まった湖水は川となり流れ出し、出来た土地が丹波の地なのです。
渓谷を切り開いたときに使った鍬が山積みとなった様子から、
鍬山神社
と称されました。
亀岡には、大己貴命(大国主命)をはじめ、出雲の神々を祀る神社がたくさんあり、
おそらく、昔絶大なる政治力・経済力を持っていた
秦氏
に関係すると思われます。
毎年10月23・24・25に行われる
「亀岡祭」
は、丹波開拓の神である鍬山神社の祭りであり、命を恵む大地への感謝と五穀豊穣を祈願したことから始まります。
請田神社は古くは「浮田大明神」とも称され、
「浮いて田んぼが出来た」
つまり、湖水が干拓して農地をつくった神様で、保津で行われる「保津の火祭り」は、この伝説から由来しているといわれています。
この神様たちが堀り出した川が、我らの保津川なのです。
ちなみに、この写真の請田神社の神様は、
大山咋命(オオヤマクイノミコト)
市杵島姫命(イチキシマヒメのミコト)
で京都の松尾大社の神様でもあります。
だいぶん、話しがそれてきました。
しかし、もうちょっと、この話しを続けると…
事実、丹波が昔、湖であったことは地質学的にも解明されており、まんざら伝説だけの話しではないのです。
亀岡の鍬山神社は、紅葉の名所としてられており
多方面から多くの人々が来られます。
そして、今鍬山神社の紅葉は最高潮を迎えようとしております。
【鍬山神社アクセス】
JR嵯峨野線(山陰線) 亀岡駅 徒歩25分
亀岡駅からコミュニティーバス ムツミ病院前 徒歩5分
京阪京都交通バス 矢田口 徒歩10分