さて、祇園祭 へ
鶏鉾の胴懸けには、保津川下りの父である角倉了以が清水寺に奉納した「角倉朱印船絵馬」が住吉明神にちなんでかけら懸けられているのです。
鶏鉾は、中国の堯(伝説上の聖王)の時代、天下がよく治まって訴訟用の太鼓が必要となくなり、鶏が巣を作ったという故事に由来します。
真木には、航海の神・住吉明神を祀っています。
放下鉾
「方下」とは禅の言葉で「ほうげ」と読み、無心の境地となって執着しないことをいいます。
見送には、
染色工芸作家の皆川泰蔵作であり、紺色ろうけつ染の「バグダット」、モスクを背景に大きく羽をひろげたフクロウという、イスラム教美術も含まれています。
月鉾の天井裏の草木図は円山応挙の作で落款があります。
また、荒波とウサギの彫刻は左甚五郎の作と伝わります。
祇園祭は日本を代表する歴史的な絵師や大工の作品工芸が見れるというのも楽しみの一つです。
船鉾
僕たち保津川下りの船頭にとって、やはり船つながりになるので思い入れがわきます(^-^)/
船首の前懸は、中国の明・清時代の龍と鶴紋様。
染織家の山鹿清華作
今日は「宵山」
明日17日は山鉾巡行です。
そして、祇園祭自体は7月31日まで続きます!
保津川下りしてからの祇園祭へのアクセスをご紹介します。
JR嵯峨野線
「嵯峨嵐山」→「二条」へ
そして、京都市地下鉄東西線乗り換え
「二条」→「烏丸御池」下車
烏丸御池から南へ下がれば山鉾街の中心街に出ます。
また、
嵐山 京福電車嵐山本線嵐山駅 京福電車嵐山本線嵐山駅
→京福電車嵐山本線四条大宮駅
(阪急電車に乗り換え)
→阪急電鉄京都線大宮駅
→阪急電鉄京都線河原町駅
さいたに屋