篠町の西川清掃に参加!
今朝7時〜亀岡市篠町自治会さん主催の西川清掃に保津川遊船からも参加しました。
この西川は、京都縦貫道篠インター辺りの山から流れる牧田川、宮の谷川、赤川が合流し西川となって保津川へと流れ込む川です。
篠町と言えば篠村八幡宮で足利尊氏公が挙兵された場所として知る人ぞ知る町です(尊氏公の甲冑がアメリカメトロポリタン美術館に展示されているそうです)。
篠町自治会さんは、保津川の清掃にも精力的に参加して頂いたり、今年の5月には、トロッコ亀岡駅北側の山本浜にて東日本大震災チャリティー鯉のぼりを実施されました。
さて、この西川といえば昔はホタルや魚が多く生息する川だと年配の方々は語っておられていましたが、昭和40年代に造成工事がどんどん進み住宅街が形成されました。
その当時は、まだ亀岡市は下水道設備もほとんど無く汲み取り式のトイレで台所の汚水は溝に直接流していました。
ですから保津川下りをしていてもあらゆる支流から泡や悪臭がしたもんや〜と引退した船長(御年81歳の元船頭)は話をしてくれていました。
ですが、20年前くらいから下水道が急ピッチで整備されだし水質は次第に向上して来ましたが、まだ一部が下水処理をしないまま流している状態のうえゴミを棄てる人が多く西川に関しては水質は悪い、ゴミは多いと悪評判でした。
ですが、地元の方はこれではダメだと一念発起をされ今年の1月23日に篠町自治会さんや京都府さん、亀岡市さん、NPOプロジェクト保津川さん地元の企業さん総出で河川敷や川底を徹底的に清掃を実施されました。
勿論船頭も参加しました。
その時に出たゴミは三トントラック一台と軽トラに一台でした。
今回は、河川敷の草刈もされましたのでほとんどが草でしたが、やはり西川上流には、田んぼや畑がまだまだ多く肥料袋やマルチシートの農業系ゴミや自転車、空き缶、ビニール袋にペットボトルが多かったです。
清掃をした結果ここ40年で一番綺麗になったんじゃないかと思います。
見違えるくらい川が美しくなって来ているのが手にとるようにわかります。
自分達の住む地域に流れる川を自分達で綺麗にする住んでいて誇れる環境にみんなですることで地域は親密になり安全安心な街造りに繋がるんじゃないかと思いました。
船頭をしていて保津川清掃は常にしていますが支流が汚れていては、一雨ごとに川が増水し、また保津川が汚れてしまう。
こんな繰り返しを無くす為には、やはり流域に住まわれる方々に協力をしてもらわなくては保津川の本質は変わらないと思います。
これからも船頭として各地域の自治会さん方や清掃活動をされている団体さんとの連携を計って行きたいと思います。
今日は、参加させて頂きましてありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
エコグリーン委員会