龍の寺には新緑がよく似合う!(春の京都 禅寺一斉拝観)
今、京都の禅寺では、重要文化財など寺に伝わる宝物が特別公開されています!!!
これは臨済宗の宗祖で中国の僧臨済義玄臨済義玄と、日本の僧で同じく臨済宗の中興の祖・白隠慧鶴のご遠忌を記念して行われ、京都市内の寺など65か所で5月22日まで続きます。
今回、保津川の船頭(ボッチ)が行きましたのは、
相国寺
です。
相国寺は、臨済宗相国寺派大本山で、足利義満が建立。
末寺は日本全国に約100ヶ寺もあり、
なんと、金閣寺や銀閣寺も属します。
今回、相国寺で特別公開されているのは、
「法堂」と「方丈」
※法堂(はっとう)とは、簡単にいうと偉いお坊さんの説法を修行僧が聞き学ぶ場所です。(他の宗派では講堂とも呼ばれます。)
法堂には運慶作と伝わる本尊釈迦如来像が安置され、
「鳴き竜」で知られる相国寺の法堂(重文)天井画「蟠龍図」を拝観できます。
この法堂は、慶長10年(1605)豊臣秀頼が建立し、天井画の「蟠龍図」は狩野光信(狩野永徳の嫡子)が描きました。
※(保津川開削の一年前か…)
非常に感慨深いです!
龍を見上げて拍手をすると「カラカラ」と龍が鳴くように聞こえることから「鳴き竜」で有名ですので、かなり叩きました。
自分の手を叩き過ぎて、今日は手が痛い(笑)
方丈も拝観でき、襖絵はさすがに素晴らしいもので、また、
北側のお庭の座ると時間を忘れます!!!
※方丈とは、寺の住職の住居といえばわかりやすいでしょう
臨済宗のお寺には龍がよく描かれ、今回は相国寺だけでしたが…
天井龍でしたら、
大徳寺、東福寺、天龍寺の法堂。(天龍寺は通常公開)
龍が描かれているものでしたら、
妙心寺三門…
建仁寺 開山堂の襖絵「龍虎図」。
が5月22日まで特別公開されています。
(保津川のボッチ)