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船頭だより
船頭ブログ

英国皇太子乗船写真発見!! (1922年)

今回、1922年(大正11)当時イギリス皇太子であったエドワード8世が、

保津川下りを乗船された写真を見つけることができました。

エドワード8世は、現在の英国エリザベス女王の叔父にあたり、プリンス・オブ・ウェールズ時代に裕仁親王(昭和天皇)の訪欧の返礼として日本を訪問されました。その来日中、京都にも訪れ、保津川下りも乗船されたのです。
その記録は本にまとめられており、今回その出版された本から保津川下りの写真を見つけることができました。

 

その中では、以下のように記録されています。

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別の日、皇太子は京都から亀岡へ移動、保津川峡谷を平底の荷船で下った。皇太子は肘掛椅子に座り、船頭が熟練の技術で岩々や急な曲目の間を越えてゆく。まるで、水車の水流に飛び込み、穏やかな水面に浮上するかのように。そして、また数分後には新たな急流につかまるのである。とても興奮すると同時に絵的な約15分の旅路であった。谷の下端にはいつものような観衆が滑りやすい岩々の上や木製の堤防沿いにまで詰めかけ、その数は嵐山の着船場に近づくにつれ増えていった。嵐山で皇太子は大谷伯爵に迎えられ、伯爵の別邸の邸内にてお茶をした。

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ちなみに、エドワード8世の父であるジョージ5世や弟のグロースター公、姪でありエリザベス女王の妹マーガレット王妃夫妻なども保津川下りに乗船されています。(マーガレット王妃は風邪のため乗られず、夫スノードン伯爵だけが乗船されてという船頭の話も残っています)

引用元(アメーバブログ/京こね☆ニュース)

上記の系図を見ると、イギリス王室の流れを組む当時のドイツ王室やルーマニア王室も乗船されているそうです。

つまり、ヨーロッパの王室置いて、日本に行けば「保津川下り」に乗る!

というのは定番のコースだったようです。

ぜひ、その定番は復活して欲しいと思いますね!!!

 

(さいたに屋)

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