保津川合同清掃を実施しました。その2
獅子ヶ口の漂着ゴミを拾い終えた段階で午後2時半、ゴミは既に2隻の船にいっぱいです。
でも、まだ今回、回収したい場所が数か所有りますがどうやら、ラスト1か所すれば時間となります。
その場所とは、孫六岩辺りから上流100メーターまでの間です。
この孫六岩は、1606年保津川を開削された時に孫六親子が白装束を身にまとい命がけで真二つに割り上げ、割れたと同時に岩もろとも落下して帰らぬ人となられたという言い伝えがある場所です。
孫六親子の命を掛けた仕事のお陰でこの場所を船が行き来出来る様になったと言っても過言じゃ有りません。
そんな謂れの有る場所をゴミで汚しておいては「孫六親子に申し訳無い」そんな気持ちで船頭は拾い集めていました。
その場所は、嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車からも非常に目につく地点で水面から5メーターほど上がったところに漂着したゴミが、ワラとともに大量に孫六岩にぶち当たり無残な状態をさらしています。
ここまでの工程は、非常にハードな作業でしたが皆さん頑張って黙々と拾って下さっていました。
この場所のゴミは、約1時間で回収出来ました。
今回は、時間となり、いよいよ嵐山へと目指して行きます。
皆さん船に乗り込む足は軽やか?
やっと清掃から解放されるから?
おそらく奇麗に出来た充実感からでしょうね。
各船に乗り込み暫く下った保津峡でラフティングカンパニーのアオキカヌーワークスの奥田氏と合流しました。
時間も押しているので船の上にラフティングボートを乗せてスピードアップです。
ようやく大瀬と言う最後の急流を下り終え、暫く経って嵐山の名物「琴ヶ瀬茶屋さん(船の売店)」清掃船に横付け、皆さんジュースを「グビッ」
ほっこりした様子・・・・ やっと嵐山渡月橋が眼前に飛び込んできました。
清掃船の目指すゴールは渡月小橋(渡月橋右岸)です。
ようやく到着です。
この場所は、通称クレーン場と言いクレーンで船を吊り上げトラックに積む場所となっています。
この場所に、先回りをして下さっていた、亀岡市環境政策課の2トントラックに積み込みです。
船からトラックまで皆さん等間隔に配置しゴミ袋をバケツリレーです。
ただ積み込むだけではなく一つ一つ個数を数えて積み込みます。
原田氏が数えて下さり、個数は、なんと2トントラック満杯の200袋になりました。
原田氏は、大阪商業大学の先生をされており、毎年学生達とフィールドワークで保津川でゴミ調査を実施して下さっております。
いつも、保津川の環境アドバイザリーをして頂いており、頼もしい存在です。
そうして皆さんの協力で積み込んで頂き環境政策課さんの2トントラックは、出発しました。
最後に今日御世話になりました亀岡市環境政策課、環境保全係長山内氏より閉会の挨拶を賜りました。
今回御協力頂きました、亀岡市環境政策課の皆様、JR西日本の皆様、アオキカヌーワークスの皆様、プロジェクト保津川の皆様、保津川下りの船を回送して下さった運転手さん、保津川遊船エコグリーン委員会の皆様心より御礼申し上げます。
追伸・・・・・
環境政策課さんの2トンに積めなかった残りのゴミは、遊船の船を回送して頂いているトラックに回送して貰い、翌日環境政策課さんが2トントラックで引き上げて頂きました。
何気ないポイ捨て?が積もり積もって今回2トントラックに2台と軽トラック1台土嚢袋に335袋+ゲテモノ(タイヤ、冷蔵庫等軽トラ1台分)もの数になりました。
明らかに今年捨てられた物がおおむねです。
何故なら今年の2月半ばにも遊船総出で4日掛かりで清掃をし、今回以上のゴミを回収したのですから。
今日、京都は、梅雨入り宣言がなされた様です。
また、流れてくるんでしょうね・・・・・・皆様、本当にお疲れさまでした。
エコグリーン委員会