植樹事業最終日(2日目)
12月8日(水)午前7時30分植樹2日目の朝を迎えエコグリーン委員会のメンバーが、保津川下り乗船場に集合しました。
乗船場対岸の船溜まりに昨日船に積み切れなかった苗木5本程を丘に揚げて置いた船に残りの苗木5本を積み込みクレーンで船溜まりに降ろしました。
乗船場では、今日使う道具や材料を倉庫から降ろします。
対岸の船溜まりから、乗船場へと船を下らせ接岸し、もやい(ロープ)でくくります。
道具、材料を手際良く積み込み忘れ物の無いように出航です。
途中、カルガモの群れに出会いましたので(パチリ)写真に収めました。
植樹場所である「女縁」は乗船場から40分程下った場所に有り、名称の由来は穏やかな流れから、おだやかでおしとやかな女性にちなんで呼ばれる様になったと言われています。
エコグリーン船が女縁に到着して苗木と道具、材料を降ろします。
この桜は、うこん桜、別名「黄桜」ともいわれ淡い黄色の様な薄い緑の様な染井吉野とは、また違った味わいが醸し出すウコン桜。
4人で運ぶのがやっとの苗木。
この日は京都新聞丹波総局の「西河記者」が取材に遊船山田達也営業統括理事と一緒に山道を下って来て頂きました。
苗木を固定する為に杭で支柱をしている写真を西河記者が撮影されている後ろで委員長である私が「パチリ」。
12月10日(金)の京都新聞丹波版朝刊に掲載して頂きました。
西河記者と山田理事をお送りするのに対岸の下流200メートルの地点まで下ります。
お迎えに行った時も200メートル下り、また上りと2往復しました。
女縁が穏やかな流れとは言え川は手漕ぎで上るもんではありませんね。
10時半になり、ひとまず休憩とします。
肉体労働は、一服は欠かせませんね。
先ほど運んだ大きな苗木を、将来成長したイメージをしながら間隔を空けて穴を掘り苗木の向きを決めて埋め戻します。
埋め戻す土には「バーク」(腐葉土)を混ぜて苗木に活性化を促します。
植え終えた苗木に支柱を立てた後、苗木と幹をシュロ縄で固定し、その後は幹の周りにネットを巻き付けます。
このネットをして置かなければ鹿に幹の皮を剥がされたり枝を引っ張って折られたりと植樹後も心配の種は尽きません。
ですから20本を植樹しても鹿に折られたり、土壌が合わなければ枯れてしまうのは、仕方が有りません。
時間も忘れるくらい集中してはいますが、そこは腹時計が知らせてくれます。
お昼の暖を取るのに枯れ枝を集めて火を熾します。
残念ながら昼食風景は撮影しておりませんでした。
そして、植樹作業も大詰めです。
草刈りも、細心の配慮で自然に咲く「まんりょう」を残しながらの作業に徹しました。
2日間のハードスケジュールでしたが、みんな良く頑張ってくれました。
女縁での最後の休憩を取りエコグリーン船を撮影しました。
冬の保津川の色はエメラルドグリーンをしていて、とても奇麗。
今回は、エコグリーン委員会のメンバー「いわっち」こと岩田君の実家が京野菜を作る農業をされている事から水中ポンプを
貸して頂き保津川の水をバケツで汲んでは岩場を登り降りする事無くみんなの負担を軽減してくれました。
そして、女縁の植樹作業を無事終えみんなで記念写真を「パチリ」と撮影しましたが、残念ながら私のデジカメでは、シャッタ―のオート操作が分からず
助っ人で植樹作業に来てくれたブログ委員会の「りょうた」君のデジカメで集合写真を写して貰いましたので船頭ブログにて報告してくれる事でしょう。
道具を船に積み込み女縁を後にします。
昨年、一昨年に植樹した場所の草刈りを手際良くしなければまた、嵐山に着くまでに真っ暗になってしまいます。
八石岩の梅の草刈りを15分で済ませ、次に向かうは北山杉向かいの桜並木の草刈りと雑木の伐採です。
最後の最後まで気を緩めずに無事終えました。
みんな、再度船に乗り込み嵐山へと向かいます。
嵐山に到着してトラックに船を積み込んで貰いJR嵯峨嵐山駅まで徒歩で向います。
亀岡の乗船場へ帰社、トラックの帰りを待ち道具を片付け2日間の植樹事業を無事、予定通り終える事が出来ました。
これからも、保津川の渓谷に花を咲かせる木々を植樹し続けて参りたいと思います。
みんな本当にお疲れ様でした。
エコグリーン委員会