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船頭だより
歴史ブログ

弘法大師ゆかりの古刹・獨鈷抛山(とこなげさん)千手寺(せんじゅじ)

今日、来られたお客さんが、
「昨日、千手寺に行ってきたんです…」
と、えらく話が盛り上がり、
「そこは、地元亀岡の人でも知られない人が多いですよ。」
と、僕がいうと、
そのお客さんは、「え!?、良いお寺なのに…」
と、かなり不思議そうにされてました。
最近は、Googleマップを利用して、少しへんぴな場所でも、わざわざ行かれる方は増えてきているように思います。
千手寺(せんじゅじ)
獨鈷抛山(とこなげさん)
本尊:千手観音菩薩
所在地:亀岡市稗田野町鹿谷大タワ 

 

御由緒:
開山したのは、弘法大師空海。
縁起によれば、空海の師・恵果和尚が真言密教の奥義を独鈷杵に込めてを投げたところ、遠く空の彼方に消えてしまいました。帰国した空海は春日明神の使いである白鹿に導かれ、松の枝にかかっている独鈷杵を見つけた場所とされます。山号を獨鈷抛山と呼ばれ、また、空海が香木を用いて一刀三礼して千手観音を刻み、安置したことが千手寺の始まりとされます。
 
また、御本尊の千住観音菩薩は、目の観音の信仰があり、
境内から湧き出る水で目を洗ったり飲むと、目病が治るといわれています。
 
謂れは、
かつて、地元の猟師が、毎夜、怪しい光が現れるのを見て、狸か狐かと思い、弓を射てみたとろこ手応えを感じました。
次の日、血の跡をたどっていくと、矢は千手観音菩薩の左目に当たっていたといいます。
これ以来、猟師は罪を懺悔し、弓矢を捨てることを誓ったといわれています。
この御本尊の縁日が、4月17日と7月17日とされ、参拝者で賑わうらしいです。
ちなみに、こちらの山門は、かつて愛宕大権現を祀る愛宕山の白雲寺の山門でしたが、明治時代の廃仏毀釈により、この千手寺に移築したものです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(愛宕山の白雲寺にあった山門)
 
 
 
 
 
たしかに、もっと有名になって良いはずの寺院。
ここからの風景を見ていると時間を忘れます^_^
 
 
(さいたに屋)
 
#空海 #千手寺 #独鈷杵山
#山門 #亀岡 #臨済宗
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