夏目漱石スタイル ~お座敷暖房船~
さあいよいよ「お座敷暖房船」での運航が始まりました!
お座敷暖房船開始の初日、多くの乗船客で賑わいました。
お座敷暖房船は、普段のベンチ・スタイルの椅子ではなく、靴を脱いで紅い絨毯の上に座っていただくスタイルです。
かの明治の文豪・夏目漱石は、1907(明治40)年に保津川下りを体験し、「虞美人草」を執筆したと言われています。
漱石も体感した乗船スタイルなのです。
漱石は「虞美人草」に明治の保津川下りの様子を描いています。
『底は一枚板の平らかに、舷(こべり)は尺と水を離れぬ。赤い毛布(けっと)に煙草盆を転がして、二人はよきほどの間隔に座を占める。』
『傾(かた)むいて矢のごとく下る船は、どどどと刻(きざ)み足に、船底に据えた尻に響く。壊(こ)われるなと気がついた時は、もう走る瀬を抜けだしていた。』
私の舟では、紅い絨毯の上でお寿司を頬張りながらのカップルも。
(モデルになっていただき、ありがとうございました!)
これぞ「漱石スタイル」ですね♪
お尻に響いたでしょうか?(笑)
みなさまも、是非「漱石スタイル」のお座敷暖房船で、保津川の急流をお尻で体感してみませんか。
船士魂