船頭の涙は、ご法度!!!でも、この時ばかりは…
保津川下りの船頭は、75歳は定年。
保津川下り1支部の船頭は、この度、送別会を兼ねた慰安旅行に行ってきました。
今年、退職される船頭さんである上田久雄さん(75歳)、
船頭歴49年!!
今年12月28日をもって、保津川下りの船頭の終止符を打たれます。
上田さんは、約半世紀の間、船頭一筋で多くのお客様を嵐山までご案内し、京都観光に大変尽力を重ねてこられました。
そして、その上田さんの後輩たちへの指導方法は、「俺の背中も見て覚えろ!」というスタンスで、
ご自身は、決して妥協を許さない操船をされます。
なので、その同乗した後輩船頭たちは、「上田さんが、あれだけやってはるんやから、僕等もサボることはできない…」という良い意味で、緊張感がある操船技術を身に着ける事が出来たのです。
宴会中、その後輩船頭から花束贈呈!!!!!
普段、涙は船の中では、ご法度!
しかし、この時ばかりは男の涙は無礼講です。
上田さんにとっては、49年間の慰労と、これかも多くお客様に感動と喜びをご提供できるように、後輩船頭たちへの激励の宴となりました。
(さいたに屋)