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今朝からの雨で、一旦下がりだした水位がまた上昇しています。

昨日は、朝に嵐山迄下った船頭達は桜の散った平日の閑散期ですので早仕舞いです。

この時間を利用して新人船頭の竿さし特訓は行われます。

3月10日に春のオープン船開幕と同時に新人達も船頭としてデビューします。

それから早1ヶ月が過ぎ、少しですが船頭衆の雰囲気にも慣れ、新人が最初に学ぶ“櫂引き”も形が出来て来ました。

ですので次のステップの竿さしです。

仕事が終わり“船溜まり”にて師弟の竿さし特訓が始まりです。

竿さし3年と言う言葉が有りまして、ある程度竿を差せるのにそれだけ時間を要する訳なんです。

勿論個人差は有りますが、どんな状況でも対応出来る竿さしを体得するのには、それ以上掛かるかも知れません。

ですので新人達はお客様が乗っていない船での練習は欠かせません。

一見、簡単そうに見えるでしょうが、いざ3メートル50センチも有る竿を握り、船の舳先(はな)に駆け上がり、その瞬間に竿を川底に突き刺した瞬間、腰を落として低い姿勢で後ろ向けに6〜7歩の小刻みで船の地面(竿場)を蹴りながら右手は竿の先端を握り、左手は肩幅ぐらいの位置で握ります、左肘は竿に当てがいます。

それを瞬時にする事は、ちょっとやそっとでは出来ません。

それを揺れている船で行うのですから…

水位の多い時は、めったに船から落ちる事は有りませんが、水位の少なくなった時の竿さしは、新人にとっては迷う事ばかり、コツンと岩に当たった時に舳先(はな)から川に“どぼーん”とハマる事もまれに有るのです。

ハマったら直ぐ船にしがみつき這い上がって来なければなりません。

 ですが、実践で竿さしをしければ全く上達出来ないのが現状です。

 自分が差した竿で船はどちらに方向を変えるか、舵取りの邪魔になる竿を差していないか、色んな状況を判断しながら、安全に下る。

それが、404年の伝統技術の継承なのです。

新人にとっては二年間である程度の技術を船長、中綱にみっちり叩き込まれます。

その修行に耐えられた者だけが船頭として歩んで行けます。

そんな厳しい職人の世界ですがやりがいの有る仕事です。

一日も早く一人前の船頭になれる様に切磋琢磨して下さい。

taka