船士詩 ~68~ 河鹿
初河鹿 夏を知らぬは 人ばかり
はつかじか なつをしらぬは ひとばかり
今日は、北風の冷たい風が吹き、ちょっと肌寒い保津川です。
「クウィ、クウィ、クウィ」
「フィー、フィー、フィー」
「リリリリ~~~~」
保津峡では、河鹿が鳴き始めました。
そっと耳をすませてください。
姿は見えませんが、歌声だけが保津峡に初夏の訪れを告げています。
河鹿だけが、夏の訪れを感じているのかもしれません。
清流で一番の歌声といわれる「河鹿」の歌声を聞きに来ませんか。
船士魂