仙境や 紅葉しょくす 蓬莱山

せんきょうや こうようしょくす ほうらいさん

 

江戸時代末期、京都の文人画の重鎮、平尾竹霞(ひらおちっか)(1856~1939年)は、大正天皇即位の記念として、保津峡を12枚の絵に描きました。

それが、『嵐峡十二景』

保津峡に約3年間通い、変わりゆく保津峡の四季を描いたといわれています。

今回は、嵐峡十二景の一つ「蓬莱初日」にちなんで、一句詠んでみました。

(出典:「保津川下りの今昔物語 -綱道に残る船頭の記憶-」,保津川の世界遺産登録をめざす会,2009)

 

この「蓬莱初日」は、保津峡内の孫六岩とJR保津峡駅の間にある蓬莱山と呼ばれる場所を描いたもののようです。

蓬莱(ほうらい)とは、古代中国で東の海上(海中)にある仙人が住むといわれていた仙境の1つ。道教の流れを汲む神仙思想のなかで説かれるものである。」(wikipediaより)

河川上の断崖絶壁に松の生い茂る姿が、いかにも中国の蓬莱山と酷似していたのでしょう。また、日の差すその姿は神々しくも感じられます。

是非、保津川下り中に、知る人ぞ知る蓬莱山を探してみてください!

 

船士魂