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船頭だより
保津川の四季

船士詩 ~27~ 蕭寺霜楓

おおきにな 別れがたきや 小倉山

おおきにな わかれがたきや おぐらやま

 

江戸時代末期、京都の文人画の重鎮、平尾竹霞(ひらおちっか)(1856~1939年)は、大正天皇即位の記念として、保津峡を12枚の絵に描きました。

それが、『嵐峡十二景』です。

保津峡に約3年間通い、移りゆく保津峡の景色を描いたと言われています。

今回は、嵐峡十二景の一つ「蕭寺霜楓」(しょうじそうふう)にちなんで、一句詠んでみました。

(出典:「保津川下りの今昔物語 -綱道に残る船頭の記憶-」,保津川の世界遺産登録をめざす会,2009)

 

この「蕭寺霜楓」は、亀山の山頂より小倉山や嵐山を見渡し、楓や寺に霜がおりた晩秋のもの悲しい景色を描いたものでしょう。

 

11月には、亀山公園の山頂展望台より燃え盛る小倉山の紅葉を拝むことができましたが・・・

12月に入り、初冬の小倉山を望み、なごりもみじに感謝するとともに、ちょっと寂しい気持ちになります・・・

 

嵐峡十二景 「蓬莱初日」編もご覧ください!

 

船士魂

 

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