船士詩 ~22~ 紅鏡
うつりゆく なごりもみじよ みずかがみ
もみじ葉たちの秋の舞台は幕を閉じようとしている
静々と時を待つ冬舞台
晴々と時に起く春舞台
凛々と時に立つ夏舞台
燦々と時を舞う秋舞台
保津峡の秋を彩ったもみじ葉たち
今まさに空に舞おうとしている
この一年の想いを浮かべながら
鏡に自分の姿を映してみるかのよう
私もまた保津川に想いを浮かべる
映るもみじ葉に自分を重ねて
移ろう季節に明日を浮かべる
そして、時はまた流れていく・・・
今日は朝霧の中を春日部の高校生とともに
名残のもみじを楽しみました。
“なごりもみじ”と“ fresh leaves ”
そうやって、時は連なっていくのですね。
朝霧の中を“なごりもみじ”とともに
秋の舞台を楽しんでみませんか
船士魂