先日、東京スカイツリーがオープンし、連日盛況\(^o^)/
大変喜ばしいことです!

20120527-094150.jpg
(絵/さいたに家画伯)

高い建築物を築くことは、人類の高さへの憧れと挑戦の歴史といえ、
今回のスカイツリーの完成は、日本のみならず人類の偉業といえます。

さて、
京都にも、ランドマークといえる建物があります。
皆さんご存じの東寺の五重塔です‼

20120527-131250.jpg

以前にも歴史ブログに書きました↓
保津川下りの落差は、東寺の五重塔と同じ

東寺の五重塔は、日本一高い五重塔で有名ですが、

1200年の京都歴史には、この東寺の五重塔より高い塔がありました。

20120527-125958.jpg
その塔は、
法勝寺の八角九重塔です!

この塔を建てたのが、

「朕に意の如くにならぬものは鴨川の流れと双六の賽の目、比叡山の山法師」

と言ったことで有名な、平安時代の白河法皇(天皇)です。

これを「天下三不如意」いいます。

法皇の不本意さを言って嘆いているようにも思えますが、逆を返せば、意の如くにならないのが三つしかないと誇っているようにもとれます。

その権勢のシンボルといえるのが白河の法勝寺でした。

法勝寺は、承保2年(1075)に造営を着手し、承暦元年(1077)に落慶供養が行われました。

以後代々、天皇や皇后が大寺を御願し、約70年の間に六カ所造営され、いずれも「勝」の字がつけられ、通称「六勝寺」といわれ、とりわけ注目されたあろう建物が、六勝寺の一つである法勝寺の八角九重塔です。

高さ27丈(約81メートル)

現存する日本最高のお寺の塔は京都の東寺の五重塔で、高さ55メートルですので、いかに法勝寺の八角九重塔が高いかがわかります。

『愚管抄』には「国王ノウヂデラ(氏寺)といわれるものでした。

しかし、この塔も承元2年(1208)、落雷のため消失。

「六勝寺」自体も室町時代にはしだいに衰え、応仁の乱以後、廃寺となりってしまいます。

白河法皇の院政は、後の保元の乱や平治の乱へと時代が流れていきます。

つまり、白河・六勝寺の隆盛は、武士の時代への幕開けともいえるわけです。

まさに、諸行無常の響きなのです。

ちなみに、法勝寺の八角九重塔があった場所は、、現在の岡崎動物園の観覧車があたりだったそうです。

写真の八角九重塔の模型は、京都市中京区アスニー京都の平安京模型図から撮ったものです。

なかなか見応えがありますよ(☆o☆)

それでは、悠久の京都歴史をあじわいながら、保津川下りを楽しんでください(#^.^#)

(さいたに屋)