京都・亀岡 保津川下り RAFTING

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京都・時空を超える旅 自然の驚異と秘められた歴史

都会の喧騒を離れ、京都の奥深い自然へ

静寂の寺院や華やかな街並みを超えて、京都の秘めたる魅力を体感しませんか?保津川ラフティングで、スリル満点の急流と息をのむような景観を満喫しましょう!初心者から上級者まで、あらゆるレベルの方におすすめです。穏やかな区間では、周囲の緑豊かな自然を眺めながら癒しのひと時を、そして心躍る急流では、チームワークとパドリングを体験してください!水しぶきを浴びながら、爽快感あふれる冒険を存分にお楽しみください!

時空を超える旅:歴史と地質の物語

保津川ラフティングの魅力は急流だけではありません。パドルを漕ぎながら、ぜひ悠久の時を刻む歴史と地質の物語に触れてください!

大地の雄大な歴史を刻む岩肌

何万年もの歳月をかけて保津川によって削られた渓谷は、雄大な自然の芸術作品。そびえ立つ崖、緑豊かな森、そして静かに流れる川の水面は、訪れる人々を魅了します。よく見ると、岩肌には様々な地層が重なり合っています。これらの地層は、かつて海底を漂っていたプランクトンの遺骸から形成されたもので、地球の歴史を物語っています。

特に目を引くのが、「書物岩」と呼ばれる岩です。まるで本のようにページが重なったような模様は、2億5000万年という気の遠くなるような時間を刻んでいます。海洋生物、プレート運動、そして侵食が織りなす壮大なドラマを目の当たりにすることができます。

書物岩のポストカード(明治~大正頃発行)

湖から盆地へ:大地の変遷

地質学的な調査によると、約200万年から500万年前、この地域は激しいプレート運動によって沈降し、亀岡盆地が形成されました。かつては広大な湖が広がっていた場所が、徐々に隆起し、現在の地形になったのです。当時の保津川は幅200メートルを超える巨大な川だったと考えられています。その後、海面が低下し、亀岡湖は徐々に陸地化していきました。そして、保津峡は、その名残として残された壮大な景観なのです。

神話における創造のこだま

この地質学的な物語は、地域の創造神話「国造り神話」に反映されています。太古の昔、この地方を治めていた出雲の神「オオクニヌシ」は旧亀岡湖が一望できる山の頂に上がり、神々をお集めになり「この山々を切り開いて、湖水を山背(京都)へ流し新しい国・丹波を造ろう」と相談されたとあります。この谷間開削を手伝った神さまの一柱が、保津峡入口に鎮座する請田神社に祀られる大ヤマクイです。

こうして亀岡は湖から肥沃な土地へと生まれ変わりました。

請田神社

何世紀にもわたる水運の文化

1200年以上にわたって、保津川は重要な木材輸送ルートとして機能していました。天龍寺や大阪城などの関西の重要な建造物には、保津川を筏(いかだ)で運ばれた建材が使われていたのです。熟練した筏士は、丸太を組んだ筏で川を航行し、川の流れ、自然の力に対する理解を深めてきました。

筏のポストカード

春雨後の嵐山を舞台に、筏士の蓑に散りゆく桜の花びらが降りかかる様子を写し取った芭蕉の句(1780~1783年頃作)がモチーフのポストカード

角倉了以と渓谷の開発

17世紀、京都の豪商、角倉了以(すみのくらりょうい)が、渓谷をさらに開削し、保津峡を船で航行可能にするという野心的なプロジェクトに着手しました。これにより、丹波と亀岡地域の豊かな物産を京都市内に輸送できるようにしたのです。

1606 Hozugawa River Excavation (Zuizenji Temple En-giki Emaki)

ここから保津川の400年以上つづく舟運文化が始まりました。嵐山の千光寺には保津川開削の父、角倉了以が祀られています。筏士と船頭はその後、ともに保津川下りの船頭へと姿を変え、今は保津川下りにその歴史と技術が受け継がれているのが面白いところです。ツアー中にはその保津川下りの船に遭遇できますよ。

保津川下りの舟運を支える「川作」と呼ばれる作業により川が整備されてきました。中でも、川幅を狭めるために積み上げられた石積み「水寄せ」は、400年以上にわたる人々の努力の証

鉄道と近代化の景色

19世紀後半、近代化が一気にすすんだ明治時代、保津峡にも鉄道が敷設されました。鉄道を保津峡に建設することは簡単ではありませんでした。エンジニアは、地元の人々に愛される美しい景色を損なわないよう規制の課される中、険しい地形に鉄道敷設しなければなりませんでした。当時の革新的な技術を用い開通した念願の京都鉄道は、今は嵯峨野観光鉄道となり保津川に彩りを添えます。また、今は保津川の景観の代名詞ともなっている古いレンガ積みや鉄橋に、明治時代の文明を感じられます。

明治32年(1899)完成の鉄橋。石とレンガで組まれた姿は明治当時のまま。

運輸路から観光名所へ

鉄道の開通は、保津川の舟運を変革しました。輸送手段としての役割は徐々に鉄道へとってかわり、船は保津峡の絶景を楽しむための遊覧船へと姿を変えていきました。1890年代頃には、保津川の遊覧船は国際的な名声を博し、海外からの賓客、さらにはイギリス王室の方々も訪れるようになりました。この頃までに、保津川は京都屈指の観光地として地位を確立したのです。

世界の著名人も楽しんだ保津川の急流を満喫してください!

1922年エドワード王子乗船。父王ジョージ5世は1881に乗船した。

時を超えて織りなすタペストリー:保津川

保津川は、最先端の地質学、古くから伝わる民話、そして豊かな文化史が織りなす、魅惑的な交差点と言えます。地球の悠久の歴史、人類の不屈の創意力、そして自然美の永遠の輝きを垣間見せてくれます。

かつてない京都体験を:冒険が待っています!

保津川ラフティングは、京都の文化的な豊かさと忘れられないアウトドアアドベンチャーを組み合わせるまたとない機会です。このアクティビティは、7歳以上で冒険心のある方なら誰でも楽しめます!水着、日焼け止めをご用意したら、いつもの観光客の混雑を離れ、保津川でのスリリングな急流下りを体験してみませんか。

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