The Kawasaku !!!
本日(7月23日)は二十四節気の「大暑(たいしょ)」ですね。
保津川も Hot な一日となっています。
昨日は、夏の渇水対策のため、船頭衆が「川作部隊」を編制し、出動しました。
水位の低下により、河床が船底に接触しないよう航路工事を行います。
峡谷は、重機類が入れないため、基本人力で作業します。
激流の底に潜む岩に、ロープ1本で近づき、ワイヤーを岩に巻き付けて、引き揚げます。
この作業は、激流の圧力により、足元をすくわれ、下流へ流されることもしばしば。
6人の船士が代わる代わるに岩に挑んでいきます。
それは、まるで、鵜飼の鵜のようです(笑)
一日中、川の流れと岩と語らい(戦い)ます。
船頭の仕事の中でも、一番過酷な仕事が「川作」といっても過言ではないでしょう。
といっても、こんなロケーションで、食べる昼食は最高です!
舟底の接触しそうな岩を全部取り除いて一日の仕事は終わりです。
仕事が過酷なだけに、やりがいのある仕事でもあります。
仕事を終えてみる保津峡は、いつもより輝いて見えます。
自然相手の仕事に、絶対という言葉はありません。
日々、自然と対話しながら、安心安全を体をはって作り出していくのです。
それは、お金では買えません。
安心安全=priceless ですね。
船士魂