船士詩 ~43~ 吉兆桜
吉兆の 桜が告げる 嵐の春
きっちょうの さくらがつげる らんのはる
本日は春分の日。昼と夜の長さが同じになる日であり、国民の祝日として、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされています。
天候はあいにくの空模様。雲が広がり、時折にわか雨が降っています。
一昨日の雨と昨日の陽気に促されたのか、京都吉兆・嵐山本店の枝垂桜が咲き始めました。
私は、この桜が咲くと、嵐山に春が来たなぁ~と感じます。
嵐山の中腹の「桜谷」の桜の蕾もうっすら桜色に染まり始めています。
一雨、一晴れごとに、春気増すこの季節。みなさま、お部屋を出て、自然を讃え、生き物を慈しむ、そんな旅へと洒落込もうではありませんか。
船士魂