船士詩 ~20~ 蒼穹
丹波霧 蒼穹の未来 招待状
たんばきり そうきゅうのみらい しょうたいじょう
今日の保津峡は丹波地方特有の丹波霧に包まれた
霧深き保津川を下ると、霧の向こう側に鮮やかな青空が顔を覗かせる
丹波霧と保津蒼穹の移ろい
この一瞬、この刹那、山や川は息をひそめ
この一瞬、この刹那、舟旅人は声をひそめる
この一瞬、この刹那、霧が川面を走り、山はざわめく
この一瞬、この刹那、人は歓声をあげ、心を躍らす
この一瞬、この刹那、丹波霧は無辺の蒼穹へと
丹波霧は煌めく未来への招待状
船士魂