船士詩 ~17~ 宵の月
誰がため ほのかに照るや 宵の月
だれがため ほのかにてるや よいのつき
昨日の最終船(15:30出航)
宵闇迫る保津峡
歓声をまとい舟下る
陰を帯びた山々
ふと見上げれば
宵月が顔を出す
ここは鵜飼の浜
清和天皇都を偲び
鵜飼遊ばれた隠棲の地
今宵の月は
誰のため
山を川を照らすのか
悠久の月が
舟旅人の顔を
ほのかに照らす
昨日は、待ち時間の出るほどの多くの乗船客でした。
みなさま、お待ちいただき、またご乗船いただきありがとうございました。
船士魂