もみじ葉や 船頭衆の 夢の続き

もみじばや せんどうしゅうの ゆめのつづき

 

保津川下りの道中最後の方に「武士ヶ駒」(ぶしがこま)という場所があります。

古老によると、ここにはかつて川の関所があったそうです。

今でも、大きな松、美しい楓、そして石垣が当時を偲ばせています。

またその近くには「茶屋の跡」があり、かつての曳舟の船頭衆の休憩所とも言われています。

 

 

松尾芭蕉の句に「夏草や 兵どもが 夢の跡がありますね。

かつて栄華を極めた者たちの夢は儚くも消え、ただ夏草だけが生い茂っているさまを詠ったようです。

 

 

武士ヶ駒、茶屋の跡、今はひっそりと静まりかえっています。

しかし、今でも船頭衆の語らいが聞こえてくるような気がします。

かつての船頭衆の心のさまは今の私たちにも伝わっています。

そう、赤く燃える紅葉のように・・・。