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船頭だより
歴史ブログ

保津川下る落差は、東寺の五重塔と同じ高さ(^O^)/

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亀岡から嵐山までの16キロを下る保津川下りは、
なんと約50メートルの落差があるといわれています。

(僕が持っているiPhoneの標高がわかるアプリでも、だいたい乗船場が標高90メートル〜嵐山下船場40メートルぐらいを示します)

亀岡〜嵐山区間の落差50メールといって、

「な~んだ、50メールしか落差がないんだぁヽ(´o`;」

といってはいけません

50メートルというと

なんと、東寺の五重塔と同じ高さなのです。

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つまり、
東寺の五重塔のてっぺんの高さが保津川乗船場と同じ高さであり、

16キロかけて、五重塔とだいたい同じくらいの高さを保津川を船で下っているわけです!

なんか、京都浪漫を感じませんか(#^.^#)

そんな、東寺の国宝の五重塔 初層が特別拝観されております。

会期:2012年4月27日(金)〜5月25日(金)までです。

京都のランドマークともいえる、国宝 五重塔は、正確には高さ55メートル。木造の建築物として日本一の高さを誇ります。
「え⁉ 5メートル誤差があるじゃない(♯`∧´)」

と、細かいことはいわないように(#^.^#)

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今の五重塔の創建は寛永21年、1644年。長い歴史のなかで、何度も失われ、くり返し再建されてきました。現在の五重塔は江戸時代、徳川家光によって再建された五代目にあたります。

ちなみに、幕末時の鳥羽伏見の戦いで西郷隆盛が、この東寺の五重塔に五層目から、戦さの指揮をとったそうです。

普段は非公開となっている初層内部には、極彩色に彩られた密教空間が広がっていますが、
そもそも、東寺は「教王護国寺」(きょうおうごこくじ)といい、
延暦15年(796年)に弘法大師空海が創建しました。

護国寺とは、「国を護る寺」つまり都
京都を護る寺だったのです。

今から考えれば科学技術が発達していない時代、
この東寺五重塔は、京都を護るための装置だったといえば、わかりやすいかもしれません。

さて、東寺ということは、当然、
西寺
がありました。

しかし、西寺は、その昔に焼失し、今は跡地しか残していません。

そのことは、また、後日に書きたいと思います。

では、では(#^.^#)

悠久の京都の歴史をあじわいながら、保津川下りを楽しんでください(^O^)/

(さいたに屋)

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