今日、船頭は保津峡谷にある不動明王像にお参りしてまいりました。

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(春に不動明王)
この不動明王像は、保津峡谷の金岐(かなげ)の瀬という場所に保津川の守り本尊としてお祀りされており、

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船の安全祈願のための祭典で、毎年10月8日に行われています。

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以前も、歴史ブログで保津川の不動明王像のご由緒についてご紹介しましたが…保津川の不動明王
間違いがありましたので改めて、
ご紹介したいと思います。

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明治27年5月1日『東京朝日新聞』
第四師団陸軍軍楽隊が4月29日(同年)亀岡で開かれた南桑田赤十字社員総会に招待され、30日午前6時亀岡を出発し、40名を5艘の船に分乗し、保津川を下っていたところ、山本の鼻を下る10町ばかりのところで、3番目の船が岩に衝突し、楽手14名、船頭5名が溺れ、そのうち楽手4名と船頭1名が溺死し、他は助かる。
(京都橘大学 高久嶺之介氏調査)
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船頭の伝承によると、前日までの豪雨により川が増水しており、反対する船頭を無理やり出航させたといいます。

その後、遭難者捜索の時に、事故現場付近でこの不動明王像が発見され、
船頭達は因縁めいたことを感じ、川の守り本尊としてお祀りしたのでした。

20121008-114451.jpg(保津川下りから見える不動明王像)
それ以後、お客さんの死亡事故はいっさいなく、不動明王像のご加護によるものかもしれません。

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そして、なにより、代々の船頭達がいつまでも教訓として忘れてならないという意志が、この不動明王像に込められているのでしょう!

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皆様も、ぜひ、保津川下りをされた際に、この不動明王像を見つけて下さい。

(さいたに屋)